シリーズ化されたこのフランス映画は久しぶりです。知らぬ間にもう5作目なんだとか。ハチャメチャなタクシーの暴走が売りで結構楽しめた記憶があるのですが、路線がいつから変わったのか、すっかりハリウッドっぽくなってしまった。これは褒め言葉。悪く言えばフランス版ワイスピでしょうか。流れる音楽や車、さらには登場人物の設定と本来のタクシーは何処へ行ったという有様。おまけにアメリカンジョークと一味違うかの笑いはともかく、間抜けなキャラがバカすぎて笑うに笑えません。受けるとすれば小学校の低学年まででしょう。従って時間が経つにつれイライラさえしてきますね。反面、ジェイソン・ステイサムばりに決める主人公。本来、カッコいいはずのシーンでも御ふざけに水を掛けられ、チグハグな印象すら受けてしまう。アヴェンタドールや458イタリア等、贅沢な車を登場させ作品への意気込みも感じられるだけに見ていて残念です。コメディ色を抑えてスリリングなカーアクションに徹してくれた方が楽しめましたね。
●ちょっとひとこと●
去年購入した寝室のエアコンがカチ・・カチカチと音がして部品の交換をしてもらったと以前書きましたが、それからひと月ほど経過した時、今後はキュルキュルルル・・・と別の異音が。音源はファンだと思いますが、1年も経ってませんからね。買った店に電話をして相談したところ、セットで新品に交換しますと本日その作業が完了しました。今度は静かに動いてもらいたいですね。