★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムで小説や歌詞も書いてます。

マチネの終わりに

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随所に流れるクラシックの音色が心に響いてきます。ふとマイギターに触れたくなったりもしますが、この距離は思いのほか遠い。映画を見ていても寝ていても手を伸ばせば届きそうな位置にあるんですけどね。爪を切ってしまってからはケースを開ける程度です。それにしても2019年公開になった本作は大人の切ない恋をしみじみと伝えてくれますね。アクションも特に騒がしい場面もなく、しっとりと二時間が経過していく。淡々とという表現の方が相応しいかもしれません。こうなると飽きてしまいそうなんですが、不思議と画面を見ていられる。駆け引きとでもいうのでしょうか。このあたりの人間ドラマが見せ場なんでしょう。ただし、やりきれないようなシーンもあり、胸が切なくなります。平野啓一郎の小説を映画化したものですが、一度原作を読んでみてもいい。劇中に流れる甘美なメロディを耳にした時、そんな思いも湧いてしまいましたね。