2017年公開の本作は92分と短いながらも凝縮されていて長いだけで中身のない映画は是非とも見習ってほしい一本に仕上がっている。やはりこの手のアクションは海外に分がある。どうしても邦画では非現実的で見ている方が自然と冷めてしまう。どことなく「ダイ・ハード」的な匂いも感じられるところだが、あくまで匂いというだけなので見応え迫力は合格点をあげたい。ジャンルはアクション・スリラーになる。主人公はスペインの俳優、アントニオ・バンデラスでその声を担当するのは山路和弘。ちょっとした台詞を聞いただけでもわかる声はとにかく痺れる。ある程度の結果は想像できるので、そのあたりはアメリカ映画という雰囲気だが、特に不満に思うこともない。むしろ最後はこうあるべきとでも言うべきか。元アメリカ海兵隊の主人公が少女を守りながら、そして戦闘にはずぶな警備員数人とどうギャング集団と立ち向かうのかが映画の見どころ。
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