★気ままに自宅で映画観賞★

  映画感想+ちょっとした一言=気の向くままに綴っております。

待ち伏せ

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荒野の七人をリメイクしたマグニフィセントセブンの話をしましたが、リメイクされそうでされない映画が本家本元の七人の侍黒澤明の普及の名作で
リメイクなど恐れ多いと言う理由もあるのでしょうが、座頭市などは役者を
替えて数回作ってますから、良くも悪くも新・七人の侍も見てみたいところ。

とは言え、座頭市もその新鮮さから話題性こそありましたけど、勝新の物と
見比べてしまうと、やはり遠く及ばないことを痛感させられますね。それが
証拠に勝新版は何度見てもその良さが色あせない。そうなると七人の侍
下手にリメイクしたところで、酷評以外に得られるものは無いのでしょうね。

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本日は、その七人の侍に出た三船敏郎、そして座頭市勝新太郎が登場する時代劇、「待ち伏せ」であります。1970年に公開された本作の製作は
三船プロダクションによるもので、ミステリーな雰囲気を感じさせる出だしと
用心棒の三船の組み合わせが、スッと映画に食いつかせてくれて面白い。

特に背中での演技は絶品の領域。この味は出せと言われてもおいそれと
出せるものではありません。さすが世界の三船です。サスペンスな要素も
この映画の見所ながら、これだけのスターが顔を揃えると、ストーリーより
出演する役者に目を奪われてしまって、物語は正直二の次でしょうかね。

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時代劇の大御所の二人に加えて、中村錦之介、さらには石原裕次郎まで
登場するのですから、豪華と言えば豪華。ただし、時代劇となるとさすがに
石原裕次郎は存在感こそあれ影が若干薄くなりますね。女性陣では浅丘ルリ子も出てます。それらがひょんな事から峠の茶屋でひと騒動を起こす。

ほぼ二時間の映画は時間的にも十分。役者もそれぞれに個性を生かして
見せ場を作ってくれる。それ故、惜しまれるのは詰めの部分で、見ていて
次第に不完全燃焼な気分に陥ってしまう。途中までワンダフルな称号を
考えていただけに残念です。往年のスターをまとめて偲ぶには最適です。