★気ままに自宅で映画観賞★

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ゴッドファザーPARTⅡ

本年度の企画、My Academy Awards。早速六月のエントリー作品を紹介します。邦画は白文字です。

●哭声/コクソン
フォーン・ブース

●理由
ワイルド・スピード SKY MISSION
●ゴッドファザー PARTⅡ

●青の炎
●三度目の殺人
●フローズン
●湯を沸かすほどの熱い愛
ベイウォッチ


以上の10本。そしてこの中から選んだMy Academy Awardsは

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ゴッドファーザー PARTⅡ(The Godfather PartⅡ)

このところ、邦画に限っての話になるが原作を読んだのち、映画を見るという傾向がある。もちろん全てではなく今回に関しては「青の炎」と「三度目の殺人」だ。余程興味をそそられる映画以外は新作に手を出さないと言うのも一つのモットーではあるが、店員に場所を聞いて案内してもらった手前、借りないわけにもいかないだろうと今回は「三度目の殺人」を新作でレンタル。その価値はあったのかと問われれば、あったような、無かったようなと言う答えになろう。ただし、原作で楽しめた「青の炎」よりはマシだ。ストーリーはやや忙しなく、役者も役不足とつい感じてしまう。そう思えば「三度目の殺人」の方が原作よりも見ている側に響きを与える。で、今回の中からのMy Academy Awardsとなると、やはりこれをおいては考えられない。1974年の「ゴッドファーザー PARTⅡ」である。以前見たゴッドファーザーの続編となるが、ストーリー、見応え度は相変わらずで一作目に続いてアカデミー賞の作品賞を受賞すると言う快挙を遂げている。視聴したのはDVDだが、最近は三部作が収まるBDがお買い得で販売されているのでそれを購入するのも悪くないと思い始めている。それだけの価値はある作品と言っても過言ではないだろう。意外と言っては失礼になるが、タイトルや主演でまったく期待していなかった「湯を沸かすほどの熱い愛」は思いのほか心を鷲掴みにされゴッドファーザーが無ければ今回のMy Academyになっていたのではないか。ついそう思わせる出来栄えで、とにかく見終わった後の余韻が素晴らしい。主演の宮沢りえの映画を見るのは久しぶりになるが、年齢を重ねた味と言うのか、良い役を演じていると感心した。まだ見ていない方がおられたらぜひ一度ご覧になって欲しい。良い役と言うか、さすがの演技と言うのが「哭声/コクソン」の國村隼。当初は邦画と思っていたら実は韓国映画。なかなかいぶし銀の演技で魅せてくれる。ただし、惜しまれるのはそのストーリー。食いつきは悪くないだけに後半になるにつれて難解と言う領域に入って行く。「ワイルド・スピード SKY MISSION」についてはシリーズの流れなので楽しめると言う感想だけ。その中に登場するドウェイン・ジョンソンの「ベイウォッチ」は比較的最近の映画となるが、水着のギャルに見入るくらいで特に可も無ければ不可も無し。逆に作品の大半が電話のシーンと言う「フォーン・ブース」の方が見ていて面白いくらいだ。とにかく一言でスリリング。これで時間をよく持たせられると感心する。それに近いのが「フローズン」か。季節が季節なので臨場感はどうしても薄れるが、エアコン設定を20度くらいにして深夜に見ていただきたい。

以上、My Academy Awardsでした。