★気ままに自宅で映画観賞★

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プレデター

それでは早速、本年度の企画、ひと月に見た映画の中からMy Academy Awardsを選ぶ。九月のエントリー作品から紹介いたします。

●クリミナル 2人の記憶を持つ男
●ナバロンの嵐
ソラリス

●卍 まんじ(1983)
この世界の片隅に
●羊の木
●ザ・マミー/呪われた砂漠の王女
●みなさん、さようなら
コンスタンティン
宇宙戦争(2005)
プレデター


以上の11本。そしてこの中から選んだMy Academy Awardsは

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プレデター(Predator)

最近でこそ、プレデターやエイリアンと言った未知の生物はメジャーな存在になったが、いずれも初めて見た時のインパクトは脳裏に刻まれるほど強烈で、子供のときのドラキュラやミイラ男などを払拭してしまうほどの怖さを放っている。映画の中の架空の生物と言ってしまえは映画を見る面白さは無きに等しい。というわけで今月のMy Academy Awardsは第一作に当たる1987年製作の「プレデター」を挙げるが、初めて見たのはTV放送だった。情報も無しで見たので印象は強烈。最後まで手に汗握るスリリングさが衰えない。もちろん吹き替えだ。ただし、その後、この「プレデター」はDVDこそリリースされていたが、長い事吹き替えは無く、今一度見たいと思っていた私はかなり待たされたことになる。そして、ようやくBDに一部字幕スーパーながら吹き替えが登場し満を持して購入。今回、そのBDでの視聴は二回目となる。なぜ一部欠落しているのかと言う疑問はさておき、この映画はやはりSFアクションを堪能できると改めて感じる。「プレデター」を見るまで、一人選考委員は九割がた「ナバロンの嵐」に決まっていたのを、すっかりひっくり返されてしまった。プレデターインパクトと対峙する男臭い戦士。見ていない方はオススメしたい。というわけで次点は「ナバロンの嵐」である。この映画はナバロンの要塞の続編となるのだが、そもそも続編があることも知らずに最初は見てしまった。ただし、ナバロンの要塞の出来が素晴らしいので、いわゆる続編の悲しさかと期待はさほどでもなかった。ところが、これがなかなかの見応えで楽しさも十分。要塞を超えるとまではさすがに言い難いが、見ておいて損は無い映画には違いない。アンコールで見たのはその他に「コンスタンティン」「宇宙戦争」でそれ以外は初物。その中で期待していたのは一時期話題になった「この世界の片隅に」だ。戦争と言うテーマでありながら、のほほんとした作風と主人公などで戦争の悲惨さを和らげている。これが見るほどに辛くなる同じアニメのホタルの墓との違いだろう。むろんテーマがテーマなのだから楽しい作品ではない。それが要は描き方で使い込んだパンツのゴムのようなゆるさが辛さを半減してくれるのである。映像ではトム・クルーズの「ザ・マミー」が新しい分、驚きはあるが、TVCMで見た時の期待感はどこかへ行ってしまうほど印象が残らない。悪くは無いのだろうが味気ないのである。それは邦画の新作の「羊の木」も同様だ。面白味で欠けると言えば、同じく邦画の「みなさん、さようなら」も「卍」も一緒だろう。ただし、女性の同性愛を描いた「卍」は妙な色気がある分、難解ながらつい見入ってしまう魅力を秘めている。

以上、My Academy Awardsでした。