オリジナルを見た後はその時の流れを感じるのも悪くないと、2005年版を視聴しました。これは二回目となりますが、久々に見て思ったのはその著しい時代の進化でしょうか。1933年から72年が経過しているわけですから、当然と言えば当然でしょうね。映像や音声はもちろんのこと、ストーリーもオリジナルを尊重するリメイクでありながらも、しっかりボリュームアップしていて、三時間にも及ぶ大作は見応え度も十分です。これが仮に1933年に公開されたなら、まさにファイナルカウントダウンのゼロ戦のパイロットがジェット戦闘機に遭遇した衝撃以上のものがあるでしょうが、コングもCGになってだいぶ動きが素早くなりなしたね。ジュラシックパークかと思わせる場面など多少盛り過ぎ感もあるにはありますが、コングのサイズや野性的な部分は、これが群を抜いてるようにも。それ故、味気なく感じるエンディングが残念に思えてしまいますね。
●ちょっとひとこと●
三連続でのコングとなりましたけど、吹き替えはこれが初。改めて感じるのは画面に集中できる良さで、三時間も文字を追っていたら6連勤の夜はコングが眠りに入る頃には間違いなく一緒にスヤスヤです。