★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

ティム・バートンのコープスブライド

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年齢制限が無いとは言いながらも、低年齢だと夜のトイレに同伴を余儀なくされる領域だろう。現生が来世よりも色彩が少ないことやトーンも暗めであることなども、得体の知れない恐怖を感じ取ることが出来る。さらにはストップモーション・アニメーションで魅せる人物等々も所謂通常のアニメと違い、より不気味さをアップさせる要因となっていて、ファンタジーの中にいかにして怖さを盛り込むかと言った製作者の意図が映像から窺い知ることが出来るのではないか。公開は2005年。ロシアの民話が基になってるとのことだが、正直なところ開始早々は見慣れぬ雰囲気に取っ付き辛く、少なからず後悔の念が頭を過る。要は個性的過ぎるキャラに戸惑うのである。ただし、時間と共に徐々に薄気味悪さも弱まり、儚い恋のストーリーが描かれ始める。この辺りまで来れば峠を越したようなもので、凝った映像に交える笑いと小気味良いテンポに、知らぬ間に引き込まれて行ってしまう。ダラケさせない時間設定も評価したい点である。

 

f:id:chibigori:20201127055347j:plain  chibigori’s voice●              


毎年のように行ってる温泉は愚か、ドライブにも行けなかった。ある意味今年は忘れられない年になりそうですね。そんな中、私のつたないブログを訪れ、沢山の★やブックマーク、そしてコメントをくださった皆々様。本当にありがとうございました。これらを励みに来年も一つでも多く映画を紹介できたらと考えております。簡単ではありますが、みなさん良いお年をお迎えください。

オペレーション・フィナーレ

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主演のオスカー・アイザックがちょっとした角度でジョージ・クルーニーに見えたのは私の眼の錯覚でしょうか。いずれにしろいい男ですけどね。ドイツナチスが絡んだ実話に基づいた話とあっては否応なしにテンションが高まりますが、ズドーーン!と言った爆破やバババババ・・・なる派手な銃撃戦も無しにここまでハラハラさせてくれるのは立派。何とも言えない緊張感がたまらないですね。オープニングから終盤まで延々ですから。イスラエル諜報員たちのミッション。それが姿をくらましていた元ナチス親衛隊将校アドルフ・アイヒマンを拉致すること。簡単に書けばこんな感じで、詳しく書くと面白味も半減するので割愛しますが、背中をゾクゾクっとさせるほどスリリングなのは確か。それにしてもドイツの軍服ってカラーだと怖いほど綺麗に見えるのはなんででしょう。仕立てに拘っているんでしょうか。ホロコーストの実行人と言われたアイヒマンを演じるのはベン・キングズレー。そのベンとオスカーとのやり取りも人間味があって良い。

 

f:id:chibigori:20201127055347j:plain  chibigori’s voice●              


晦日から三が日までで注意が必要なのが暖房に使う灯油。特に切らしたりすると我が家にはポリタンも無いので大変です。もちろん以前はあって買いに出掛けてたんですが、買いに行くのも寒い中シュポシュポするのも面倒になって、暖房器具を別のものに替えたんですよ。以後は電話一本で満タンと楽になったんですけどね。なればなったで、うっかりってのが怖いんですよ。

電送人間

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チビっちゃったよ。御爺ちゃんは一人で履けたから問題ないって言ってたけど、ボクはそうはいかない。暗くなるまでには乾くと思うけど、ジュースはあんまり飲まないようにしなきゃ。だけどビックリしたよ。Wi-Fiの無い時に情報だけじゃなく人間が移動出来るなんて。今よりもずっと未来を予言してるみたいだ。大がかりの装置だけど本物みたいに見える。そういえば前にハエの映画でも似たようなのを見たよ。遠くまで行けるんだからあれよりも進んでるのかもしれない。さすが円谷さんだ。そうそう、映画館でやったのが60年って言ってたよ。だから60年も前になるんだよね。それにしては画が綺麗だよね。御爺ちゃんがきっとレマスターしたんだろうってさ。それと刑事ドラマとSFを見事に織り交ぜてるって。出て来る人は良く判らなかったけど、御爺ちゃんは耳に手を当てながら若いな~って喜んでた。鶴田浩二って言うんだって。あとは平田昭彦。この人はゴジラでボクも見たよ。いつかこんな日が来たら旅行も便利になってイイネ。

 

f:id:chibigori:20201127055347j:plain  chibigori’s voice●              


少し前に比較的近い場所にタンメンの専門店が出来たらしく、どんなもんかと昨日食べに行って来ました。事前情報だと先に書いたタンメンの専門で、チェーン店であること。それであっさり塩味というのを注文したんですが、出てきたら何やら見覚えのある感じ。実は数か月前に行った市外のお店みたいなんですよ。思わずこれか~って。不味くはないけど好みじゃなかったから。

ラスト・アクション・ヒーロー

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アクションと言ってもコメディ要素も強いみたいなんで、シュワちゃんと噛み合うかしらって心配だったんだけど、まんまと引き込まれちゃったわ。やっぱり彼はこういうヒーロー像が良く似合う。でも残念な部分もあるの。だって彼のトレードマークでもあるマッチョな肉体美、特に上腕の盛り上がった二頭筋の長頭が見れなかったんですもの。公開は1993年って言うからT2の二年後になるのね。だからなのかT-1000のロバート・パトリックとか出て、思わずキャーッって声を上げそうになっちゃった。それとスタローンのパネルが出て来るところとか、こういうところどころに登場する仕掛けは映画好きにはたまらないわね。他にもいろいろあるみたいだから映画オタクを自負する人は見ながら1人で薀蓄を垂れるのも良いんじゃないかしら。それと声もそうね!なんたってシュワちゃんは玄田さんですもの。フィット感が違うわ。少~し前の映画になるから、ところによって寂しい仕上げの部分もあるけど、アメリカならではの派手さが良かったわ。

 

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ドラマはほとんど見ないんですけどね。小説を読んでる最中にたまたま目にした事もあって、どんなもんかと黒革の手帖を見始めました。それで一週間くらいかけてようやく見終わったんですが、ストーリーや登場人物は小説にある程度は沿ってるんですが、よくよく見るとけっこう違う部分も多くて、戸惑いつつもそれはそれで楽しめました。さすがに小説の最後は無理でしょうね。

ザ・ライト -エクソシストの真実-

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つくづくレクター博士の凄さを感じましたね。悪霊に取り憑かれたルーカス神父よりもさらに上の怖さを見せてくれましたから。久しぶりとなるジャンルです。2011年に公開された本作は、悪魔も神も半ば信じなかった青年が悪魔祓いに挑むという話で、派手な特撮やCGを駆使して怖さを押し出す作品とは一味違って、じっくりと解き明かすかのように進んで行く。そんな定番とは別の怖さが存在していますね。オープニングのテロップで実際にあったことを基にしたとのフレーズが、緊張感を煽ったりもしますが、全身に鳥肌が立って夜中のトイレをお母さんといっしょにってほどでもないので、ホラー入門には打って付けの作品と言えるかもしれません。主演はアンソニー・ホプキンス。相変わらず彼の演技にはさすがの領域で魅了されますが、今回は割と存在感は薄め。そのかわりに司祭のマイケルを演じたコリン・オドナヒューが作品自体を引き締めるような役割を果たしてくれます。抑揚も怖さも控え目な分、やや物足りなさも感じました。

 

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この映画の前にスティーヴン・ホーキング博士を描いた「博士と彼女のセオリー」を見たんですが、アップするのをやめました。理由は既に去年の1月にアップしていまして、タイトルはともかくレビューの重複は避けたいと思ってるからです。記事にしてなければ何度目でも良いんでしょうけどね。もちろん、これは個人の考え方なので、見た作品はアップする方向でもOKでしょうね。

ミッドナイト・スカイ

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SF小説の世界の終わりの天文台を映画化したようで、特に宇宙でのシーンは非常に生々しくゼロ・グラビティをも凌ぐ美があるでしょうか。主演はジョージ・クルーニー。加えて監督、製作も彼がこなしている。髭モジャの彼を見た時には、一瞬ショーン・コネリーかと思ったりして、とにかくその風貌が似てるんですよね。人類滅亡の危機に瀕する中ということで、メインとなる登場人物は至って少ないものの、過去と現在、また地球と宇宙と場面が変化するので今一つ内容がはっきりせず少ない脳みそが混乱します。揺るぎないほどのストーリーが一本しっかりと走ってるとブレも少ない気がするんですけどね。何がしたいのか鮮明じゃないので正直掴みどころが判らない作品です。とは言え、製作の御苦労などは映像から感じ取ることが出来ます。北極の極寒を思わせるシーンや、宇宙船の造りなど素直に未来を想像させますからね。アメリカらしからぬ終わり方も少々不満で、餡入りと思って食べたパンが何も入って無かったかのよう。

 

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今朝、とある方にコメントを書いてる最中、突然画面が真っ暗に。その後すぐに階下から「落ちた~」と声が聞こえる。そうです。ブレーカーが落ちたんです。強制終了です。理由は寒いのでエアコンを珍しくPCのある部屋で点けていたところにドライヤーが加わったからですが、不幸中の幸いと言うのか、再度電源を入れたら途中までのコメントもちゃんと復活したから良かった。

泥の河

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モノクロは久しぶりでしょうか。公開は1981年とそれなりに古い作品になりますが、意外と映像が綺麗なことに驚かされます。潰れそうで潰れてない。また潰れたように思える部分であってもそれがまた話に良い効果をもたらしている感じがしますね。舞台は昭和30年の大阪。高度成長へ向かおうとしていた時代の中に映し出される一つの情景。小栗康平監督のデビュー作という本作は、全編から絶えず哀愁が漂ってきて、特に大事件があるわけでもないのに日本人の心を擽るというか、楽しいはずの祭りのシーンであってもなぜか物悲しく見えて来るんですよね。出来過ぎ感のある今の子役と比較すればやや物足りなさも感じるかもしれませんが、この時代のモノクロの映像の中では妙にしっくり来るから不思議。けっこう自然なんですよね。子供らの話が中心でもありますが、田村高廣あたりはさすがの演技で見るものを魅了します。それより驚いたのは突如現れた加賀まりこの美しさでしょうか。思わずハッとなっちゃいましたよ。

 

f:id:chibigori:20201127055347j:plain  chibigori’s voice●              


値段云々ではなく、銘柄を替えてみようかと思い立ち、しばらく前ですが利き酒ならぬ利きタバコよろしくタールの違いなども含め12銘柄ほどあれこれ吸ってみました。ただ、一本じゃ買えませんからね。微妙なところならまだしも、明らかにダメとなるとけっこう終わるまで辛い。結局、以前のように振り出しに戻るのかと思ってたら13銘柄目でようやくこれはというのにヒットしましたよ。