★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

小説家を見つけたら

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五代目007のブロスナンの後は、初代ジェームス・ボンドショーン・コネリーが主演の本作。白い髭と髪がすっかりお馴染みになって、素敵なオジサマの響きがその佇まいから滲み出るかのようです。書き物好きの人の心を擽るかのタイトルを持つ本作が日本で公開されたのは2001年と、もう二十年近く前になるんですね。007シリーズを筆頭に彼の出演作品はいくつか所有して見ておりますが、今回のように初めて見る場合に一番気になる事はと言えば、やはり声でしょうか。コネリー=若山の図式が定着してしまったせいか、個人的にはあの甘い低音がスッと受け入れられて良いんですけど、本日のコネリーはトラウトマン大佐の声優である内田稔。それでも違和感は初めだけで知らぬ間に良い具合に溶け込んでますから若山ファンの人も大丈夫でしょう。小説家コネリーと黒人少年との不思議な関係を二時間越えで見せる。これが一見単調なようで見るほどに味わいが増していく。こんな出会いが少し羨ましくも映りましたね。

 

●ちょっとひとこと●
我が家の衣類乾燥機が先週突然動かなくなりまして、音はするけどドラムが一向に回ろうとしない。こんな時は叩くんだと某映画の中で誰かが言ってましたけどね。さすがにこんなジメジメした時期なので不便で仕方がありません。五年保証だったらギリで修理も間に合ったのですが、残念ながら保証は3年。壊れるときはこんなもんです。いずれにしろどうにかしないと困りますね。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain 陰干しは経験済みですが乾燥機で回った事はありません。

ザ・フォーリナー / 復讐者

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石丸博也なのか?ついそう思ってしまうほど精彩を欠いた声音に戸惑いすら覚えたでしょうか。もっともそれは声優の成せる技であって疲れ切った初老の男性には寧ろピッタリフィットしていたとも言えます。演技やメイクもあるんでしょうが、かつてカンフーで一世を風靡したジャッキーも若々しさをどこかに置いて来てしまったかのようです。こんなたどたどしい歩き方で戦えるのか。そう思われた方もきっと多いはず。しかし、そこはスズメ百までと申すように、年齢を加味すれば象印賞もののアクションを見せてくれるので、見る側もハードルを下げて見守ってあげましょうね。世界を意識したスケールを感じさせる作りではありますが、ややジャッキーの特殊部隊と言うのがしっくり来なかったかな~。出来れば素手一丁と足技で暴れて欲しかったところですけどね。老けたなで驚いたのはもう一つ。それはピアース・ブロスナン。女王陛下に仕えた諜報部員も貫禄が付きすぎて一瞬誰だか判らないほどでしたよ。声が田中秀幸で良かった。

 

●ちょっとひとこと●
先週あたりから読み始めているのが夏樹静子のWの悲劇。1984年に映画も公開され二・三回見ておりますが、こうして原作を読むのは初めて。当然、過去に見た映画が頭の中に浮かんで来るわけなんですけどね。これがなぜだか別の話を読んでるような錯覚に陥ってしまい、思わずWの悲劇と言う同名のタイトルがもう一つあったのかと、ネットで調べたりしてしまいました。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain 金曜休みでゆっくりさせていただいております。

大脱走

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前回の映画のワンシーンを目にして不意に見たくなったのが、TV録画から始まりDVDを2回とBDを1回購入した脱獄映画の金字塔。誰しも一度は耳にしたであろう軽快なテーマが流れ出した途端、否応なしに期待から身体が疼いて来るほど、1963年に公開された本作は大のお気に入りの一本であります。見るのは久しぶりですが、改めてその良さを実感しましたね。ドラマがありますよ。役者もマックウィーン、ブロンソン、コバーンと揃ってるし、声優も宮部、大塚、小林と文句の付けようがないでしょう。強いて言えば吹き替え版が5,1じゃ無いってことぐらいで、約3時間たっぷりと楽しませてもらえます。尤も楽しむなんて言うと第二次大戦下の話なので言葉に語弊があるかもしれませんけどね。ドイツ軍の威圧的な怖さ、特に5分間の休憩のシーンは子供心に衝撃的でしたね。それでも不屈の男たちが見せる努力と笑いは暗い映画に光を灯してくれる。最後に独房に向かうマックウィーンの歩く姿を見たら目頭が熱くなりました。

 

●ちょっとひとこと●
TOTOのCDと一緒に頼んだアルバムを最近聞き込んでいます。それは風のセカンドアルバム「時は流れて・・・」であります。三枚目からはすべて持ってて、過去の作品も聞いてみたいと購入したんですが、これがなかなか味わいがある。完成度はまだまだな感じですけどね。それがまたいい雰囲気を出しているようにも思えます。大久保も彼らしさを発揮してて心地良いです。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain オートバイでジャンプは出来ません。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

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ディカプリオ・ブラピの初共演作と話題になりましたね。もうしばらく前のことになりますけど。監督はタランティーノ。彼の作品で見たのは『キルビル』の1と2.そして、『パルプ・フィクション』くらいでしょうか。確かに役者に注目されがちの本作ではありますが、作風的には前記した映画のテイストは感じられますね。特に終盤のシーンなどはまさにタランティーノ。ただ、個人的には難解の作品を生み出す監督として刷り込まれてしまっていて、今回の話もその領域から出そうで出なかった。古き良きアメリカは大いに感じられるんですけどね。スカッとしない。何か画面を見ていても霞が掛かった山々を見ているようで、気分も晴れないんですよ。ちょっと面白いと思ったのは、マックウィーンとブルース・リーが出てきたことでしょうか。もちろん本人じゃありませんが、なんか雰囲気が出てて良かった。それと二人で何本のタバコを吸ったのかが気になるところです。これだけ吸えば専売公社から宣伝の依頼が舞い込んで来てもいいでしょうね。

 

●ちょっとひとこと●
TVショッピングでお馴染みのところから本日注文していたタニタの体重計が届きました。それまで使っていたのもタニタなんですが、やはり新しいのは音声で案内してくれたりして良いですね。レビューにもありましたが、古いはだんだん狂って来るのか約2㎏ほど多く表示されましたよ。女性じゃビックリしちゃいそうですが。体内年齢、足腰年齢が10歳以上若かったのが良かった。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain 暑いのでマスクは外させていただいております。

ハンターキラー 潜航せよ

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タイトルやジャケットから直感的にB級映画のテイストを探知。これで吹き替えでも無ければ、そのままスルーな作品なんでしょうが、潜水艦ものですからね。一度はチェックしておきたいと人間ソナーが反応してしまいました。日本で公開されたのは2019年と作品自体は新しいものの、CMも大々的にやらなかったんでしょうか、そのタイトルすら聞き覚えもなく、あわや海底深く沈み込んで見失うところでしたよ。主演はエンド・オブ・ホワイトハウスシリーズと、赤坂郵便局で一日局長を務めたジェラルド・バトラー。彼が新しい艦長として艦に乗り込むわけですが、この辺りも含めて眼下の敵を髣髴させるところがいくつかありますね。潜水艦ものですから夜が良いと、ヘッドフォンを装着して臨んだのですが、本作は潜水艦がメインとは言え、それだけに特化していなくて見せ場も盛り沢山。映像も結構迫力があって、思いの外スリリングで楽しめたというのが素直な感想。ソ連の艦長のミカエル・ニクヴィストの遺作の一つでもあるみたい。

 

●ちょっとひとこと●
このところメールの受信が悪い時があって、接続したまま状態で一向にメールが入って来なかったりします。調子のいい時もあるんですけどね。このままじゃ~と、アカウントを一旦削除し、新しいアカウントを作ってみることに。本日あれこれと椅子に座ったまま格闘しておりました。その甲斐あってか、とりあえず受信の方は問題なく出来るようになり、ちょっとホッとしてます。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain ツイッターはやっておりません。

ジョーカー

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ケースの中にずらりと納まるDVDが話題の終りを告げているようにも見える。だが、流行遅れと嘆くことは無い。新発売と前日から並ぶ奴もいれば、未だ手にしてない奴もいる。価値観の違いとは人それぞれであって、善と悪を判断するのも実際のところ彼の言う通りなのかもしれない。彼とはジョーカーこと、アーサー・フレック。演じているのはホアキン・フェニックスで、まさに奈落の底から不死鳥の如く舞い上がる様を見せつけてくれる。吸い込まれるように見入ってしまうのは、彼が放つ独特の存在感か。とにかく役者と言う領域を超えた摩訶不思議な魅力に、気付けば視線の先が彼を追い続けていて、まるでストーリーは二の次と言わんばかりだ。演技ではなくこれが彼自身の素ではないのか。そんな疑問を抱いた方も恐らく大勢居たのではないだろうか。一分足らずの映像が突然他の映画とリンクすることで、改めて本作が描かんとする経緯を再確認させてくれるわけだが、2019年公開の本作は二度三度と見返したくなる映画だ。

 

●ちょっとひとこと●
一週間ほど前でしょうか。湊かなえの高校入試という小説を読み終えました。内容はタイトルそのものの話なんですが、群像小説とでも言いましょうか、それぞれの登場人物の話によって進行していく、ちょっと変わった書き方でして、これがなかなかしっくり来ないのか、読むスピードが上がりませんでした。ハマる人は楽しめるんでしょうが、これも人それぞれの好みなんでしょう。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain お読みくださりましてありがとうございます。

タクシー運転手 約束は海を越えて

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モツニコミダ。韓国語で知ってるのはこの程度。ん!?そもそもこれじゃ通じないって!?こりゃ失礼おば。原語同様に限り無く零に近いのが所謂韓国映画。今回、みちさんの記事に興味を魅かれ一度見てみようかと本日レンタルして参りました。吹き替えですから基本文字を読む必要はないのですが、時折出る英語のシーンは字幕となります。これにより異国の人の雰囲気はアップしますけどね。ちょっとこの展開は予想してませんでした。副題を含めたタイトルやジャケットの感じからして、涙と笑いの仄々ドラマを想像していたんですが、こんな重々しい内容だとは思いませんでしたよ。なんたってこの満面の笑みですからね。そうそう、主演はジャケットからも判るように50年前の毒蝮三太・・・モトイ。ソン・ガンホであります。と言っても失礼ながらあまり存じ上げてはいない為、却って新鮮に見られたってのもあるんじゃないかと。実話を基に描かれた作品らしいですが、事件そのものに馴染みが無い為か、物足りなさがちょっぴり。

 

●ちょっとひとこと●
早速、届いたジェルクッションを使用してますが、座った時の第一印象は思った以上にしっかりしてるということですかね。普通の座布団よりもジェルなので当然重い。でもフニャってのではなくハニカム構造なのでお尻をしっかりと支える感じ。通気性も良さそうです。ただし、あまり座った事も無いので不思議な感覚が先に立ちますね。使っているうちに慣れるとは思いますけど。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain お読みくださりましてありがとうございます。