★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

日輪の遺産

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微熱はあるんですけどね。気が付いたらハナが垂れてる。お食事中の方、すみません。と一言謝った後で、鼻の前に涙がポロリと書けば良かったでしょうか。久方ぶりに見た本作はなぜか一度目よりも泣かされてしまった。ちょうど今読んでる本と時代が被るところもあって入り易かったのもあるかもしれません。原作は浅田次郎。この初期作品は未だ読んではおりませんが、タイトルからすると何のことやらさっぱり想像も出来ませんね。見始めた早々、英語がペラペラと流れて、こりゃいかんと慌てて戻して字幕のスイッチを入れましたです。映画館じゃ普通に出るんでしょうが。それでも時々お邪魔する程度ですから気になるほどではないかと。上映時間は二時間を越えますので決して短くはありませんが、その長さを微塵も感じさせないのはさすが。ただし、軽い映画でもなく、戦争娯楽の方がむしろ割り切れるでしょうね。一発の銃弾の重みを感じました。


●ちょっとひとこと●
このほどテーマと言うのを変更しました。それまでの映画館の艦内を思わせる黒の背景がやや重いように感じられたのと、記事のタイトルの文字が小さくて目立たない。等々の理由からチェンジしたのですが、立ち上がりは以前よりも早くなったし、何よりタイトルも黒字に黄色と映えて良いです。表示される行数はこれにより変わりましたけど。

座頭市

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本作を見るのは十数年振りでしょうか。勝新以外の座頭市と言うことで当時はけっこう話題になったような記憶があって、主演のビートたけしが髪の色が違うとインタビューで笑いを誘っていたっけ。確かに似たような風貌では新しさに欠けるでしょうし、大御所の有名作品に切り込むわけですから何かインパクトが無いとと考えたのかもしれませんね。そのためキレのある殺陣よりも例えスローでも描写を重んじたと私は解釈しています。大サービスとも言える生々しい出血に加えてのリアル感のある刀傷。当然R-15指定となってはおりますが、レンタルなら10歳でもOKなんだとか。もっとも今はセルフレジですからアンパンマンと一緒に5歳でも借りられますね。そんな子供受けするシーンもちゃんと用意されてますから。この辺りがたけし流笑いのスパイスなのかも。ただし、それがどこか水を差すようで少々残念。新しい風は感じましたけど。


●ちょっとひとこと●
15行の4行。実際アップされると行数は変わってしまいますが、最近の記事はこの行数で書いています。どの程度の文字数かは知りませんでしたが、こちらでは文字数がちゃんと出るんですね。ちなみに前回は558で前々回が561。その前は557と、行と文字を揃えても多少の違いが出ます。しばらくは約560文字で頑張る所存です。

ヅラ刑事

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サバイバルを見てふと頭に浮かんだ作品を引っ張り出しました。前回見たのはかれこれ十年以上前になりますかね。一言でナンセンス。と、いわゆる箸休め的な映画なんですが、時を経て試聴してみれば、つい笑ってしまうくだらなさが良かったりもします。2006年の公開時には窓口でヅラを全部外したら無料になるキャンペーンを行ったとか。何人それをやったのかは定かでないにしても、粋な割引もあるもんです。主演はモト冬木。オープニングの主題歌も彼が歌っています。タイトルは、悲しみはヅラで飛ばせ。であります。この歌、途中でも流れるのですが、なんとフルコーラス。おまけにカラオケのように文字がちゃんと出るから笑える。他の出演者も個性あふれる面々。とは言え、刑事部長はアウトレイジにも出た中野英雄ですから、本格演技も存在していて、この辺の噛みあわせの悪さも見所かもしれませんね。肩の力を抜いて見られますよ。


●ちょっとひとこと●
それほど厚みはないものの、先日読み終わった蒼林堂古書店へようこそは少々時間を要しました。短編で構成されてる乾くるみの小説なんですが、全体で見ると一つの話になるような感じで、ストーリーの中や短編の終りごとにミステリの本を紹介する。一風変わった雰囲気がある。根っからのミステリマニアならば、もっと楽しめるはずですが。

サバイバルファミリー

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この作品はレンタルショップで何度か目にしていました。ただ、食いつきが悪くて手が伸びずじまい。言い方は悪いですけどね。とりあえず見てみるか。そんなノリで借りて来たところ、なんと初めて見る最近の映画の中でもトップクラスの面白さ。分類を見ればパニック映画に属するんでしょうが、どこか仄々と見ていられる。それでも絶対に有り得ないのかと問えば、微妙に漂っている危機感からか、あっけらかんと笑ってもいられない。でも笑ってしまう。それが上位に来る理由なんでしょうね。2017年に公開されたこのコメディは、様々に降りかかる災難によって二時間弱と言う時間を感じさせることもなく、どんどん見ている側を引きこんでくれる。ファミリーの空気感も良いですし、何より展開するテンポが絶妙です。中途半端に二度見られる映画よりも一度でいいから存分に楽しませてくれ。そんなことをつい言いたくなるような作品でしたね。


●ちょっとひとこと●
プロフィールの画像がどうにも小さくて、PCの画面で見ても何があるんだろう?ってサイズ。こんなもんなのかな~?と他の人のを見ると、大きい画像の人もして、だったら出来るはずだと本日格闘しました。ネットでやり方等を検索して、チャレンジするんですが、順調そうでなかなかすんなりといかない。お蔭で一時間ほど遊べましたけど。

新・極道の妻たち 惚れたら地獄

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どれも何度か見ているこのシリーズ。その中で個人的に一番気に入ってるのは1994年の本作品だと今夜見てより実感致しましたね。哀愁のある曲がオープニングから流れて、これがまた妙に切なく聞こえます。よくある定番の組通しの抗争は、この手の映画のお約束ですから、ドンパチは当然あるものの、それぞれの生き様がうまく描かれていて、感情移入してしまう。徐々に訪れる絶望感が本作品の神髄とも言える部分で、映画に入りすぎるとつい目頭が熱くなってしまうんですよね。キャスティングでは王道の任侠ものとは一線を画すところも否定は出来ませんが、岩下志麻の存在感は相変わらずとして、適役の中条きよしやその女房役のあいはら友子が如何にも悪そうでインパクト大です。中でもそのカッコ良さで魅了してくれるのが世良公則でしょうかね。ラストのシーンは何度見ても痺れます。


●ちょっとひとこと●
お盆休みに入ってから昼飯に何度か一人わびしくカップヌードルを食べたりしてるんですが、そういや2分が美味いんだよねとTVで聞いたような。2分!?って短くないですか。個人的には硬すぎてダメです。最低でも4分。特に今日なんかは台風のニュースをボーっと見てたので6分は軽く経過して・・・。その位でも全然行けましたけどね。

カメラを止めるな!

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世間を賑わした印象は強烈にあるのですが、低予算と言うのが引っ掛かってゾンビのような食いつきがどうにも出なかったのが本作品。そういやつい先日地上波でも放送されたようで、どんなものかと一瞬迷ったりなんかして。それでも男は我慢とこちらも話題の炎が鎮火し始めた頃の視聴と相成りました。ゾンビネタだけは知ってたので、雰囲気を盛り上げようと夜に見たのですが、まぁ~明るい!明るい!。昼間のゾンビはさすがに迫力が低下しますね。と、こちらのエンジンもアイドリングがばらついてる状態ですよ。それでもせっかく準新作で借りて来たのだからどんな結末が待っているのか見続けていると・・・。思わずベッドから落っこちそうに・・・。もしかして違うバージョンでも手にしちゃった?そんな疑問符が浮かぶ展開に、本作品の話題性のようなものを感じましたね。今までに見た事が無いような新鮮で斬新な手法は評価したいところです。


●ちょっとひとこと●
こちらへの引っ越し作業は盆休みに入ってからと決めていました。やはり慣れない作業ですからじっくりと腰を据えてやりたい。どうせ休みも多いですからね。なんて思ってるとアッと言う間に休みは終わって最終日は徹夜と、子供の頃の宿題になっては困るので、早々に手を付けて正解でしたね。これで休みはのんびり映画を見られそうですよ。

 

ゴジラの逆襲

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本日は二度目の視聴となるゴジラ作品をお届けします。これの新たな呼び物は新登場のアンギラスとの死闘。つまり初めての喧嘩で、その後はテロップで会話が出来る間柄になるわけですから、昨日の敵は今日の友と言ったところです。ゆっくりとした動きをイメージしがちの彼らの戦いは意外なほどスピーディーでちょっと驚いたりなんかして。作風なのか、この辺りまでは子供向けではなく、恐ろしい生物の印象が強く、その怖さを薄暗い、そして色の無い世界が盛り上げています。お世辞にも映像は綺麗とは言えませんが、それがまたいい味となっているのは紛れもない事実。内容もどちらかと言えば大人向けで、その後のゴジラ作品に慣れ親しんだ子供には退屈に思えるかもしれません。囚人の護送が手薄過ぎてツッコミを入れたくなる一幕もあったりするわけですが、彼らもチョイ役ながら欠かせない役所とも言えます。古いのは味が濃く感じますね。


●ちょっとひとこと●
汗を掻くほどの荷物もないんですけど、つい先日こちらに引っ越して参りました。現在ダンボールをほどいてある程度荷物が片付き一息ついてる感じです。タイトルにもあるように気ままに見た映画などを紹介できたらと考えております。自称、素人物書きですのでたいしたことは書けませんが、ひとつお手柔らかにお願いします。