原作となったのは中沢けいの小説。映画化は2014年。第21回群像新人文学賞受賞作と聞くと、これはこれで凄い話なのかと思うのですが、映画化された映像からは不思議とメッセージらしきものが届いてきません。おそらくこれは私の感受性の悪さが原因でしょう。ドラマがあるようで無いようで。抑揚があるようで無いようで。結局何が語りたいのかさっぱり不明で、この二時間弱をよく耐えたと自分を褒めたいくらいです。原作でも読めばもっと違う印象になったんでしょうかね。読んでないのでなんとも言えませんが、一言で久々に手ごわい映画に出会ったという感じ。主演は市川由衣。見た印象はキレイどころっていう彼女ですがひと肌もふた肌も脱いで見せてくれます。個人的の見どころはこの辺だけかなともつい思ってしまう。台詞の間も独特で音楽らしい音楽も無し。それゆえ二時間がとにかく静かで昼飯を食べた後なら間違いなく眠りに落ちます。
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