恐らく二桁は見ている大のお気に入り映画です。同タイトルで真木蔵人主演の映画も見ておりますが、個人的には松田優作の魅力を堪能できる79年が一番。原作は大藪春彦の小説でこちらも読んでおります。台詞も部分的には空で言えるほど頭に沁みついていて、BDも当然手元にありますが、今回は引っ張り出すのも面倒だと配信での視聴です。ちなみにHulu。アマプラにもあります。当時、風吹ジュンとの絡みが話題になったようで、もちろんそれも見どころには違いないですが、やはり何と言っても松田優作でしょう。視線を惹き付ける。彼にはそんな唯一無二の魅力がありますね。それと脇を固める成田三樹夫、佐藤慶、小池朝雄等、個性派俳優陣も存在感は十分で本作の面白さを引き上げてくれています。原作とエンディングはだいぶ異なりますが、ラストのピアノのメロディからのシーンはまるで晩秋の風景でも見るかのように物悲しくなっていきます。
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