刑事物語
セキレイって鳥をご存知でしょうか。小型で早足で歩く姿はどこか
愛らしいのですが、妙に縄張り意識が強くて、特に鏡などに
自分の姿が映ったりすると、よそ者が来たとばかりに憤慨ならぬ
糞害でミラー周辺は哀れな姿に・・・。これ車のミラーの話。
ネットでもいろいろ被害を被ってあれこれ対策してるなどと、
目にしたりしますが、私の仕事の車も先週あたりから被弾開始。
確か去年もそうでしたね。一時期だけなんでしょうが、
お手製のカバーを掛けて凌ぐ。目下の対策はこの程度。
刑事のように張り込んで見張ってるわけにもいきませんしね。
四月一発目の花金となった夜の映画は1982年の「刑事物語」です。
金八先生のイメージがいまだ強い武田鉄矢も現在と比べると当然ですが、
若く精悍な顔立ちに見えますね。
人生経験もまだまだと言った初々しさが良いです。
ちょっと古い作品になるので映像、音声はそれなりなところも。
そんなところが時代を反映してて一種の味と見ていたのですが、
ふとリマスタリングしても良いんじゃないかと思ったりもしましたね。
推理サスペンスを前面に押し出した本格物じゃないですが、
昭和な匂いが映画からはふんだんに感じとることができる。
見ていてついフッと笑ってしまう。昭和な香りの中にはお笑いの
要素も含まれていて、とにかく肩の力を抜いて観賞できます。
一風変わったデカと言えばそれまででしょうが、
刑事とはちょっと違うかなという仕上がりはご愛嬌でしょうかね。
高倉健が登場した時には驚きましたが、急に刑事映画らしくなる。
雰囲気が一転すると言いましょうか、存在感がすごい。
おまけに北海道の三上刑事。駅 STATIONですよ。
こんな見せ場を用意してたのかと、ちょっと感動です。