スパイ
この時季は温かさ優先で出来れば先延ばしにしたいのですが、いつまでも
ボサボサの髪を放置するわけにもいきませんからね。土曜休みの昨日は
市外の床屋へと出掛けました。椅子に腰かけるなり、だいぶ伸びましたね
とマスターが笑いながら言う。拓郎の唄ほどじゃないにしても増量は確か。
ちょっとした風でも乱れた髪を整えるのが面倒で、それがまた床屋へ行く
目安の一つにもなるわけですが、さっぱりとした反面、スースーしますね。
床屋の奥さんからおすすめの邦画だと、タイトルを書いたメモを受けとり、
その後は数年ぶりに知り合いのカーオーディオショップに足を運びました。
その夜に見た映画は、ジェイソンGOで入手した2015年の「スパイ」です。
私にとってジェイソン最新作と思ったら、昨日レンタルショップでメカニックの
最新作が並んでたので、入手アイテムがまた一つ増えましたね。主演は
ぽっちゃりした体型が愛らしいメリッサ・マッカーシー。声優は堀越真弓。
ジェイソンも出るには出るのですが、この作品に関してはメインと言うよりも
スパイス的な役どころでちょっと楽しませてくれる。山路和也の声も良い。
007ばりの本格スパイアクションかと思わせるオープニング。それが一転
してアクションコメディになるのですが、それぞれのさじ加減が良い感じ。
とにかくテンポが良く、見ていてそのリズムは心地良いほどに感じられる。
台詞もしかり。やり取りの速さに加えて量も多め、また吹き替えならではの
言い回しが笑いを誘う。アップテンポのシーンではセリフに対しての字幕が
追いつかないし、読む時間も忙しなくなるため吹き替えで見たい映画です。
キレイどころやアクション俳優も多々出ていますが、それらを差し置いて、
すべてかっさらっていくのは、メリッサ・マッカーシーでしょうね。もちろん、
脚本の出来栄えも忘れてはなりません。コメディと言いつつも見せる所は
しっかり押さえてる。限り無くワンダフルに近い作品と言える一本ですね。