★気ままに自宅で映画観賞★

     映画の感想+αを気の向くままに綴っております。

けものみち

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消費者庁が9日に発表した白書によりますと、6歳以上のスマホ所有率が
53,1%で初めて5割を超え、20代に関しては92,9%と高い数字だった
そうです。ちなみにこれは2015年末でのデータになりますから、実際には
そのパーセンテージはさらに上昇しているはず。まさにネコも杓子もです。

格安スマホなどとガラケーからの移行を促すかのチラシを目にしますが、
例え安くなっても今のところは乗り換える予定は無し。さすがに仕事での
連絡があるので電話は無いと困りますけどね。ポケットでも邪魔にならず、バッテリーの持ちも良い。私の場合、ガラケーの方が使い易く感じますね。

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本日は、松本清張原作の長編社会派サスペンス。1965年に映画化され
3度TVドラマ化された「けものみち」であります。どんな内容なのか興味を
そそるタイトルで、上映時間も約150分と映画としての見応えも十分です。
古い映画になりますが、思ったほど映像は悪くなく、音声も気にならない。

女中勤めの成沢民子は、中風で寝たきりの夫、寛次を養っていた。そこへ
訪れたホテルの支配人である小滝と知り合い、事故を装って夫の寛次を
焼死させる。その翌日、民子は小滝の紹介で弁護士の秦野と共に、とある
邸を訪れる。それは身体の不自由な老人、鬼頭の世話をするためだった。

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民子を演じるのは池内淳子。貧乏暮らしの女中からの変わり様が見事で、
色っぽいところも見せてくれます。ホテルの支配人役の小滝を演じるのは、池部良。ダンディな雰囲気が怪しげで良いですね。夫の焼死に不信を抱く
刑事に小林桂樹。鋭い事件の推理の一方、民子の魅力に魅かれて行く。

戦後日本の権力構造をリアルに掘り下げた作品になっていますが、実際、
主役は誰なのかとも思ってしまうほど、一癖あるキャラが多く登場します。
予想に反する結末は控えますが、エンディングには些か驚かされますし、同時に呆気にも取られた。まるで、けものみちに迷い込んだようでしたね。