こちらもブロ友さんの記事から見ようとチェックしていた作品。タイトルから想像するに、死人が歩く、すなわちゾンビの映画か何かと思ったりもしたのですが、ジャケットを見る限りではそんなジャンルでは無さそうですね。実はこのタイトル、死刑囚が死刑台に向かう際、看守が呼ぶ言葉なんだそうです。実際、映画の中にも出て来るわけですが、今までのいろんな思いから、ズドーンと重く心に響く。アクションも無いし、感動的なストーリーも無いと言っていい。ただ、それゆえに見ているものの心をとにかく揺さぶります。それこそ右へ行ったり左に行ったり、あるいは上と言ったように。そのため自分はどちら側なんだろうと判らなくなったりもします。せめてもの救いはこれを映画で見ているというところでしょうか。しかし、見ているといつしかその場にいるような錯覚に陥ったりもして、特にエンディングに向うにつれ辛さも増しますね。
●ちょっとひとこと●
長らく待たされ、キャンセルして、その後に中古を頼むと、すったもんだしたサントラのCDがイギリスから届きました。早速、車のSDに録音し本日昼飯に向かう道中で流してみました。曲が始まるや私の住む田舎の街並みがシスコのように見えて来る・・・来ねぇか。