タイトルからしてお笑いに終始するのかと思ってたが、いろんな意味でなかなか楽しめたぞ。もちろんお笑いは随所に盛り込んである。だけどホロっともさせられるし、シャキッともさせられる。このメリハリが良いと思わないか。てっきりCAの綾瀬に脚光が集まるだけと思ったんだがな。CAやパイロット以外でも整備や乗客と様々なエピソードが盛りだくさんで笑ったり怒ったり唸ったりと忙しかったぞ。そんな中でも副操縦士の田辺誠一には悪いが、やっぱり見所は綾瀬の肌のキメと豊かな表情じゃなかったかな。悪戦苦闘する田辺も大いに見せてくれたがな、綾瀬の人一倍様になってたCA姿につい見惚れたぞ。一見欲張って詰め込み過ぎた印象もあったが、切り替えの妙というか小気味いいテンポで場面が変化するのでエンドロールまでアッと言う間にフライトを終え着地した感じだ。今の状況は映画とはかけ離れてはいるが、早くこの2008年公開作のような賑わいが見れたら良いなと思わざるを得なかったぞ。そう思うだろ、な~僕。
●chibigori’s voice●
例年、暮れから正月に掛けて同じ本でまたいでたんですが、今年はうまいこと31日に読み終わりました。読んだのは荻原浩の噂。出だしは少々取っ付き辛かったんですけどね。けっこう読み進めるに従い楽しめました。その31日。新年を迎えるにあたりやはり今年の一発目は東野が読みたいと、ブックオフにて4冊ほど調達して参りました。約1,000円。昨日から読んでますよ。