今回の舞台は高知。ホッとした感覚で見られる邦画というシリーズですが、こうなると５とは言わず、全国制覇でもしていただきたかったと思ったりもします。お人よしで不器用。そんな片山刑事の奮闘ぶりも見慣れてくると、案外楽しめたりもします。テーマ曲を歌う吉田拓郎もラーメン屋の客として出たりと、オッとなるシーンも多くて思わず笑ってしまいます。路線としてはコメディで特に警察署長演じる植木等が女装したりと、違った意味で見どころ満載。今回の相手役となる女性は「新・極道の妻たち」で、強烈な悪女で魅せた、あいはら友子。奇妙な縁で繋がった二人がいい味を出してくれます。こんにゃくの裏と表がわかるか。などという話も興味深かったですね。あと一作でシリーズも終わりとなると、なんだか寂しい気もしますが、それはシリーズ物の宿命。どんなエンディングを迎えるのか、しっかり見て怪しくなった記憶に残したいです。
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