今年一発目に読み終えたのが1958年に公開になった映画の原作。読むのも見るのも二度目になりますが、照らし合わせるよう流れる映像がどこか心地良い。それでも映画の方は85分と時間も短めなので、原作では難航している内容も割と視聴者に分かり易く見せていきます。一時間で解決する刑事ドラマにも似ているでしょうか。特にエンディングは映画ならではと言った感じで、原作との違いを感じさせます。欲を言えば二時間くらいあっても作品から考えると良いような気もします。そういえばドラマ化もされていて老刑事の鳥飼をビートたけしがやっていたのを思い出しました。さすがに内容までは忘れてしまっていますけどね。機会でもあったらもう一度じっくり見てみたいものです。58年のものは時代の割に映像も奇麗で、ベテラン俳優陣が懐かしくも渋い演技で魅せてくれます。古き良き日本の映画と言った作品で、原作を辿るように見るのも良いです。
🦍本日のマイページ🦍