名前や登場するシーンなどからしててっきり日本のアニメだと思った人は多いのではないだろうか。大太鼓、相撲、そして小林とくればそれも至極当然だが、舞台は日本ながらも制作国はアメリカとドイツとなっている。従って吹き替え版の存在も腑に落ちて来る。公開されたのは2018年。ウェス・アンダーソンによる監督、脚本、制作でストップモーション・アニメーションのSFコメディとなっている。それがまた近年の立体的で生々しいアニメを見ているものには新鮮な味わいとして訴えかけて来る。構成は0部から第四部までに別れていて、それもこのストーリーを引き締めているのではないか。ちなみに第76回ゴールデングローブ賞、第72回英国アカデミー映画賞、第91回アカデミー賞の長編アニメ映画賞と作曲賞とノミネートも多い。犬とのコミュニケーションはもちろんのこと、犬たちのやり取りも時に微笑ましく描かれていて犬好きには必見の映画だ。
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