★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

殺人狂時代

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以前は楽しみに見ていたプロ野球も、ここ数年はとんと見ていません。
感心が薄くなったのでしょうね。野球離れです。おそらく似たような人が
多いのかもしれません。TV中継も昔から見たらだいぶ減りましたからね。
だから日米通算の新記録も彼以上に実は関心が無かったりします。

昨日と比べると涼しくさえ思える午後に見たのは「殺人狂時代」
1967年の古いモノクロ映画で、主演は仲代達矢。その20年前には
チャップリンの同名映画があり、タイトルで連想するのはそちらでしょう。
片や邦画の方は東映始まって以来の最低記録を打ち立てたようです。

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いっそのことアメリカでも上映して日米通算で数を増やすのも手ですが、
リバイバル上映されてからは評価も上がり、今でもカルト映画として
人気があるらしい。ぶっちゃけマニアックな人向けの作品でしょうね。
放送禁止用語も飛び交うのでTVなどでの放送は出来ないとのこと。

意識でもしてないと特に気になったりすることもないんですけどね。
公開直前でお蔵入りとなった本作品は、翌年にひっそりと公開された。
その一行のフレーズが作品そのものを物語ってる気がしますね。
ボケたような仲代達矢野獣死すべしと違って眠気を誘う感じです。

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いい味出してたのは死神博士天本英世。やはりこういった役は
はまり役でしょうかね。とは言え、安いハードボイルド臭はするものの
基本的なジャンルがよくわからない。ストーリーも同様。なるほどと
辻褄が合ってくるのは終わり際くらいなので、大半が退屈に思える。

カメラワークなど新鮮に感じられる部分もあるにはあるのですが、
時代と言うか、予算と言うか、臨場感が薄いので映画に入れない。
以上が私なりの感想ですが、昔はこんな映画もあったんだと、
マニアックな人が好むカルト映画をお探しでしたら一度どうでしょう。