★気ままに自宅で映画観賞★

     映画の感想+αを気の向くままに綴っております。

さまよう刃

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花壇の花も寒さで枯れ始めてきました。人間は枯れませんが、寒いのは
一緒。そこでこの時期になるとヒートテックのインナーが活躍するわけで、
天気予報の気温に応じて着用したりしています。ヒートテックも温かくない。
そんな声も耳にする一方、どれが温かいのかも買う手側は気になります。

ビックリするような高価な物なら当然温かいのでしょうが、仕事で使ったり
する場合にはコスパも重要で、過去にはワークマン、そして一昨年辺りから
コメリを使い始めた。ただし、それぞれが一長一短。そこで今回は新たに
しまむらを試したのですが、これが両方の良いとこ取りみたいで良い感じ。

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ただし、何を着たところで心の寒さは温まらないでしょうね。今回の邦画は
重い切なさが心を冷やす、東野圭吾原作の「さまよう刃」です。2009年、
東映によって映画化。原作は読んでいませんけど、ジャケットに記された
文字だけでその重さが伝わって来る。見るタイミングも問題になりますね。

以前紹介したコンクリートほどではないにしても、こういった事件の映画は
モチーフになった事件があったのかと、つい考えてしまうし、邦画特有の
リアルさと相まって地味であればあるほど、その問題を提起する時間が、
頭から絶えず離れずにいる。無駄なCGは要らない。邦画はこうあるべき。

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主演は寺尾聰。昔の刑事ドラマでは軽かった寺尾も年齢を重ねるごとに
熟成と言いましょうか、いい味を出すようになりましたね。特に台詞のない
間のような部分が上手い。お笑い系だった伊藤四朗も同様で、無表情の
中に凄味を出しています。そしてその相棒となる若手刑事が竹野内豊

一人娘を殺された父親。犯人は成人ではない。少年犯罪法を改めて考え
させられる映画で、淡々とした進行であっても見応え度は十分。逆にその緩やかな展開が考えさせる時間をうまく与えているようにも感じられる。
出来ることなら映画だけの話であって欲しいと願ってしまう映画でしたね。