★気ままに自宅で映画観賞★

     気ままに見た映画の感想+αを綴っております。

霧の旗

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築地でマグロの初セリが行われたようで、年明け早々の話題の一つでも
あるでしょうか。今年の一番マグロに付いた値段は、なんと7,420万円。
数年前には一億五千万ほどの値も付いたので、それから比べれば安い
のかもしれませんが、地方では土地付きの住宅三軒ほどですから凄い。

そこから取れる寿司の量は15,000貫で、1貫辺りの値段は5,000円。
銀座の高級寿司店で食べる大トロのような値段ですね。(あくまで空想)
落としたのは、すしざんまいでこれで6年連続で初セリに掛かった時間は
約1分だそうです。これは私が準新作DVDを借りるか思案する時間です。

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邦画は今回で60本目となります。割合で行きますと洋画に対して約半分。
アニメになりますと数はグッと減って邦画の1/5程度。順当な所でしょうか。
昨夜の映画は松本清張原作の「霧の旗」です。タイトルからしていかにも
清張らしい作品は1965年のリーガル・サスペンスで、監督は山田洋次

殺人事件で捕まった兄の弁護を頼もうと、遥々熊本から東京へとやって
来た桐子。と言うオープニングで始まるわけですが、ブラウン管TVでは
潰れてしまいそうなモノクロのトーンが実に雰囲気を盛り上げていますね。
カラーでは恐らく出せないかのコントラストが、重さや冷たさを出している。

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桐子を演じるのは倍賞千恵子で、その若さに目を奪われるところですが、
心情を閉じ込めたかの能面にも似た表情がこちらの視線を引き寄せる。
ここにさくらの面影はありません。さくらの兄には太陽にほえろの山さん。
露口茂)刑事のイメージがあまりに強烈ですが、犯人役もさすがの演技。

二時間近い映画も短く感じるほどの出来栄えで、過去に見た松本清張
原作映画の中でもかなり上位に入る作品でしょうね。12年後の1977年、山口百恵で再映画化されたようなので、機会でもあれば是非見てみたい。モノクロ映像に秘めた人の心の光と影。間違いなくオススメの一本です。

WONDERFUL