★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

ハドソン川の奇跡

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第99回全国高校野球選手権大会も、本日の試合でいよいよベスト16が
出揃うと思うのですが、実際のところあまり詳しくは知りません。仕事中は
ラジオで合間合間に聞いたりはしてますけどね。休日になると試合の方は
あまり見ることはなく、もっぱら試合の結果は夜のスポーツニュースです。

それでも今日あたりは屈指の好カードで、少しばかりTVを眺めていました。
本県代表の前橋育英も二回戦を突破し、今後が気になりますが、それにも増して、いつか実現しないかと心待ちにしている組み合わせがあります。
それは東北勢による決勝。真紅の優勝旗は必ずや復興の力になるはず。

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監督も苦悩しますが、パイロットの苦悩も相当なものだと、今回の映画は、
クリント・イーストウッド監督の「ハドソン川の奇跡」で、原題はSully。これは
USエアウェイズ1549便の機長だったチェスリー・サレンバーガーのニック・ネームで2009年に起った生還劇とその後の真実を映画化したものです。

2016年に公開された本作品ですが、実話に基づいた生還劇で無理やり
感動させる狙いを感じたからか、あまり気乗りがしませんでした。ところが、
これが見ると思惑とだいぶ違って見応度はかなりのもの。機長が抱える
尋常ではない苦悩と、それを取り巻く人間ドラマが、物語に引き込みます。

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どうやって撮影したのかと思う救出シーンも見所の一つで、このシーンの
為にイーストウッドは本物のエアバスを購入したとか。さらに救助ボートも
実際に使用されたものを使い、事故を徹底的にリアルに再現したらしい。
もはやスケールが違います。その為、臨場感は実際に見ているかのよう。

サリーのニック・ネームを持つ機長役にはトム・ハンクス。白髪が如何にも
ベテランと言った雰囲気が良く出ています。苦悩する表情なども真実味が
ある。世間から国民的英雄として賞賛される一方で、自身の判断にミスが無かったのかいう不安に苛まれる日々。この葛藤が重く伝わって来ます。

WONDERFUL