自閉症の息子を抱えた母親。あれこれ手を尽くしても一向に良い兆候が見られなかったが、TVに映し出されたシャチに初めて反応を示す。全編のほぼ大半が美しい大自然です。強いて高い建造物といったら灯台だけ。携帯も圏外、都会の雑踏も皆無。こんなところに住んでみたいなどという欲求は、ものの数秒でもう一人の自分が無理だと否定するでしょうね。ど田舎の実家に行ったらトイレが外だったなんてのはまだマシ。ここにはトイレそのものが無いんですから。一日はどこでも24時間なんでしょうが、不思議なことにここでは流れる早さが異なるように見えて仕方が無い。忙しなさが全くないんですよ。見ているだけでリラックスできる感じでとても穏やかな気分になる。こういう映画は正月の一発目に見たいでしょうかね。無駄な会話も無く雷鳴にドキッとするくらいなので、一つ一つの言葉が心に沁みて来るようです。何より実話が基になったという点が良い。淡々と時間だけが流れていくだけのようでも、癒される二時間でしたね。
●chibigori’s voice●
ここ数年、まったく買わなかった宝くじを少しばかり買うようになりまして、年末に抽選があったようなんですけど、まだ結果は確認しておりません。慌てて見てもハズレはハズレ。当たる時には当たるでしょうからね。成果については300円以外の記録はないので、チャンスセンターで確認するのはもうちょっとだけ先に延ばして、まぼろし~となる夢を見させてもらおうと考えてます。