公開は1992年。深作欣二によるアクション映画です。萩原健一らの三人組は銀行強盗などで荒稼ぎをするギャング。ギャングというのがまた時代でしょうかね。映像も同時に時代を感じさせますが、大昔のモノクロ映画でもないので問題なく見ることは出来ます。それにしても熱い。絶えず欲望でギラギラしていて、暴れっぷりは海外映画を思わせるほどです。爆破に銃の乱射、カーアクション。休む暇がないくらいに一気に上映時間内を突っ走ります。特に後半はそれらのオンパレード。撃ちまくって車潰してもうやりたい放題。そのために製作費は当初の三億円を遥かに超える11億円まで膨らみ制作会社一社が倒産したとか。ちなみに配給収入は4億円少々らしい。あれこれ考えずにその成り行きを楽しんでいればという後半でしょうか。緊張感よりもむしろ娯楽のような味わいも出て来ますね。何度も鑑賞するのではなく一発勝負で楽しみたいような映画です。
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