1995年公開の本作は久しぶりに見たのか、だいぶ内容を忘れていて新鮮に見ることが出来ました。岩下志麻版としては6作目となるようですが、雰囲気的には極妻の路線とは少々異なるようにも映りましたね。岩下が堅気になりスーパーで働く。そんなシーンも違った作品に見えた一因でしょうか。オープニングとエンディングが同じような場面で、内容が全く異なる点も面白く、最後はホロッとさせられます。面白いという点では歌手の八代亜紀が登場しているところで、確かトラック野郎とかにも出てたような気も。本作は他の作品と比べ、任侠臭さが薄れるものの、それを情でカバーしているような映画で、派手さはないが、訴えるものがある気がします。今回手持ちのDVDによる視聴になりますが、やや時代なのか映像が粗かったものの、それがまたいい味になっていたのではないかと。それと思ったのは、このシリーズは岩下志麻が一番ってことか。
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