つい最近原作を読み終え、記憶が新鮮なうちにと2010年公開の本作を観たわけですが、これを見るのは確か二度目。湊かなえのベストセラーとなった原作はそれぞれの視点で綴るというもので、本作も時系列こそ違いはあるものの、映像が加わることでよりリアルな雰囲気が伝わって来ます。少年犯罪やいじめ等、過激なシーンも多いことからR15＋指定を受けていて、出演した15歳未満の人は見られないという事態になったとか。自分が出た映画は見たいでしょうけどね。映画を見る限りでは映倫の決断も致し方ないと思います。主演は松たか子。娘を殺された中学教師を怖いほど冷静に演じています。その殺された子供というのを芦田愛菜ちゃんがやっていますが、子役って感じの頃で今見ると一瞬誰って思うほど懐かしく感じられますね。思春期の揺れ動く心、密かな復讐を企てる教師、それがミステリーというジャンルで時間と共に恐怖を増大させます。
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