★気ままに自宅で映画観賞★

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遥かなる山の呼び声

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東京でも桜の開花が伝えられ、関東でも続々と蕾が開きはじめました。
いよいよ春です。長い冬のトンネルもようやく終わりでしょうか。
そして花金です。今年に入って初めての土曜休み。
思えば長かった。仕事でもようやく冬のトンネルを抜けた気がします。

久方ぶりの金曜シアターは、ケンさん続きで今回は高倉健
1980年の「遥かなる山の呼び声」であります。高倉健の映画もけっこう
見ているのですが、割と有名な作品に入るでしょうか。
ただ、この映画はなかなか見ようと言う気にはなれなかった。

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理由はタイトルにあります。遥かなる山の呼び声と言えば、
やはりシェーンがどうしても頭に浮かんでしまうのです。
シェーンは西部劇の名作としてあまりに有名で、
私自身DVDを二回購入してるほどの思入れのある映画の一つ。

その主題曲名がそのままのタイトルですからね。
いくら高倉健と言っても、手を伸ばすことに躊躇してしまうわけです。
タイトルから着想を得たって話ですが、リメイクってほど被ってはいない。
ただ、作品そのものは日本版シェーンと言ってもいいでしょうね。

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古い作品ですので映像はやや粗いですが、これも味の一つ。
北海道の雄大な風景の中での人間ドラマが四季と共に展開され、
ふと黄色いハンカチを思い起こした方もおられたのではないでしょうか。
渥美清ハナ肇など今となっては懐かしい顔ぶれも見所ですかね。

不器用ですから。そんな彼のキャッチフレーズのような言葉が、
この映画からも感じ取れます。どこか陰があり、男の強さ、優しさ。
どの作品にも共通するようにも思えますが、
これこそが高倉健の魅力なんじゃないでしょうかね。