ダァ~イララ~イ。と、どこか洒落たメロディでありながら人を食ったような歌詞で始まる本作品は、高倉健定番とも言えるやくざ映画かなと思ったのですが、その雰囲気があるのは最初だけで、ちょっと肩透かしを食らったかのような気分でストーリーは進行していきます。しっかし、このタイトル。凄いですね。なかなか耳にしないですよ。憤怒なんて。ジャンルはサスペンスアクションに該当するのかと見ていて思ったりもするわけですけど、いかんせん、スリリングな雰囲気を時折出て来るコメディな音楽が台無しにしてくれる。やはり映画と音楽は噛み合わないといけませんね。今は懐かしい豪華俳優陣ですし、途中で出て来るクマなど突っ込みどころはいくつかあるんですが、気が付けば二時間半ですからね。知らぬ間に見入ってしまう不思議な魅力も存在します。先行きの見えない展開も、その理由の一つかもしれません。
●ちょっとひとこと●
Amazonから納期が遅れるとの三回目の連絡が来ました。去年頼んだサントラのCDです。そのため今回はキャンセル致しました。待ちくたびれたのではなく、別の中古CDを見つけたってのがキャンセルの理由ですが、こちらも海外から来るとか。一応、注文しました。