天気の子はまだ見ていませんが、近年の新海作品と比べるとさすがに見劣りするのではと、久しぶりにジブリ作品をチョイスするにあたってそんなことが頭に過りました。確かに比較すれば89年と30年も前ですからね。鮮やかさや音など多少の違いは致し方ないところでしょう。それでも、映像が始まってしまえば、不思議とその世界に入り込むことが出来るし、ジブリならではの色彩は未だ目を見張るものがあると言えます。後の実写版も一応見ましたけど、やはりアニメはアニメが良い。ストーリーもメルヘンチックですし、何より音楽が素敵ですね。流れる曲の個々に良さが感じられて、マイカーのSDにもサントラを録音して、時々聞いてるくらいですから。本作は2~3回は見ておりますが、数年ぶりに見直すと、より登場人物の心境などが画面から伝わってきて、まるで人間ドラマでも見ているかのような感覚も覚えました。心が少し洗われたようです。
●ちょっとひとこと●
ひと月は掛かるのではないかと心配だった百田尚樹の影法師も、なんとか二週間ほどで読了いたしました。既に別の作品を読み始めてはおりますが、影法師を読み終えて思ったのは、これ映画化してくれないかな~ってこと。もちろん二時間越えの大作でやって欲しい。今のご時世で時代物はどうかと思いますけど、内容は抜群に良かったですよ。