ドラマには有りがちな事情で驚くほどでもない。2016年の本作は沖縄という舞台でじっくりと人間ドラマを見せてくれます。主演は妻夫木聡と長澤まさみ。この二人が兄妹を演じる。良い御兄さんなんですよ。頑張り屋で。それが見事にハマってる感じですね。笑顔もそうですけど妻夫木の堪えきれずに泣くところは大袈裟でもなく自然に見れて良いですね。一方、元気ハツラツの妹を長澤まさみが演じる。こちらも飾り気が無くて良い。この映画で長澤は三連投。そして、麻生久美子においては偶然なのか二連投になりました。麻生も秘めた色気があってつい見惚れちゃいますね。人とのつながり。兄妹の絆。CGとかの添加物は一切不要で腰を据えて見ることが出来る。たまにはこういう自然のドラマも悪くないと実感させてくれます。ちょっと予想外でしたけどね。タイトルを象徴するかの出来事がやっぱりあったんですね。思わずそう来るかと思ったりしましたが、夏川りみの歌と共に写真が出て来る。最後の一枚。これには泣けました。
●chibigori’s voice●
このところすっかり秋めいて来ましたね。日中はそれなりにまだまだ暑いですが、夕方とか特に夜などはヒンヤリして寝やすくなってきました。ちょっと前まではエアコンを点けないと辛かった部屋での運動も窓を開けるくらいで比較的済むようにもなって、良い季節だなって思いますね。それも今だけの話で、もう少しすればシャフトが冷たくなって素手で握るのがつらくなるんです。