小池真理子の小説を映画化したもので、公開は2016年。R15+指定となっているので、ちょっとだけHなシーンが登場します。くれぐれもお子様とは見ないように注意してください。この映画をフレーズで表現するなら、生々しさと願望でしょうか。子供の頃、刑事ごっこなんて遊びをしたことがありますが、それを大人でやるという感覚。しかも、相手は犯人でもなんでもなく、好きな人でもないのでストーカーでもない。悪趣味というよりも変質者一歩手前です。その覗くという行為がとにかくリアルで見ていてハラハラさせられる。と同時に次第に苛立ちを感じます。監視される側に立てば気持ちはすぐに理解できるはずです。そのそもそこまでして書く論文に意味があるのかと問いたくなります。人にはそれぞれ生き方があり、人に言えない秘密も持ち合わせていたりもしますが、己の欲望のために踏み入れてはいけない部分もあるのだと教えられました。
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