潜水艦映画に外れなし。と誰が言ったのかは定かではありませんが、紛れもなく日本で2015年に公開された本作もその一本。大抵は駆逐艦や潜水艦同士の攻防が見せ場になったりもするんですけどね。魚雷を一発も撃たないのにこれは立派。ある面、怖いのはそういったものではなく、人間同士なのかもしれないと、再認識した次第。まさに艦内は戦場と言っても過言ではなく、最後の最後までただならぬ緊張が継続される。エンディングも一捻りあって、思わずそう来たかと良い余韻を感じさせてくれます。主演はジュード・ロウ。第二次世界大戦中に沈んだU-ボートに積まれた金塊を引き上げ、一発逆転を賭けて急遽集めた乗組員で出発するのですが、これがまたおんぼろのロシア製の潜水艦。そのためかロシア人も居て艦内の空気は二分化されている。二時間近い映画ですが、つい見入ってしまったせいか、時間がやけに短く感じました。おススメですね。
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