珍しくアニメ三連発になりました。あまりに印象薄だったのか、オープニングからしばらくは初めて見たかの感覚で時間が流れてゆきました。それが、もっさりとしたネコを見た途端にまるで探し物の在り処を想い出したかのように途切れ途切れとなって、いつ見たのかも判らない映像が頭の中に蘇えってくる。それでも物語の全容は愚か、僅か数分先の展開すら不明のまま。それが返って良かったのかもしれません。お蔭でフレッシュな気分で初回より楽しむことが出来た気がします。そういやあの頃、学校や家で何してたっけな?と現実に見ている映像と過去の映像が交錯したりして、ほろ苦く懐かしい記憶が浮かんでは消える。思いを寄せる彼女の声に耳をすませたり、気持ちを紙に綴ってみたり、すべては遠い昔の話ですが、それらを呼び起こしてくれる。一言でいうなら過去へ誘ってくれる作品でしょうか。青春の一頁を振り返れるオススメの一本です。
●ちょっとひとこと●
地元にあるワングーが来月に閉店になるようです。それほど昔に出来たわけじゃないし、車もそこそこ止まってはいたんですけどね。詳細は判りませんが、一緒に営業してたツタヤも同時に無くなるようで、時々レンタルしてた私としては借りる云々の前に町の衰退を感じてちょっと残念です。それに代わるような店が出来てくれたら良いけど。