古くから聞き覚えのあるタイトルで一度は視聴したいと思っていた。そのためようやく念願がかなったことになるのだが、不可解な事に本作は2009年と妙に新しい。あるいは初の映画化なのかと調べてみると1953年に製作されたものが存在する。それもモノクロ作品だ。原作となった小説自体は国際的にも評価が高いとのことだが、残念ながら知っているのはタイトルだけ。従って今回の作品だけで評価するのはお門違いなのかもしれないが、この船に従事する者たちの過酷さは存分に描かれている。特に何のジャンルかも掴ませない出だしは見る側に驚きを与えてくれ、そこから一気にこの薄暗い世界へと引きずり込んでくれる。ただし、その効力が維持されるのは中盤まで。舞台が船の中に限定されるため余程のドラマがないと集中力も半減してしまい、どこぞかの舞台を見てる錯覚も。結局どうなったのかは視聴者に委ねているのだろうが、あえてそこまで描くとか無事に帰還して一息つかせて欲しいというのが正直な感想である。
●chibigori’s voice●
常時電源が来てるのに防犯カメラが作動しなくなったなんて話を以前しまして、中のスイットを入れ直したら復活したというところまで書いたと思うのですが、最近また赤ランプの点滅がないことに気付きまして、またスイッチを入れ直そうか考えてるところです。チャチャって出来ると楽なんですけどね。脚立に登って取り外さなければならないのでちょっと面倒なんですよ。どうしましょ?