2022年ラストとなるのは1967年に公開になった東映戦記映画三部作の一作目にあたる作品です。ジャケットこそカラーですが、全編モノクロでそれも映像はお世辞に良いとは言えず、はっきり言って粗い。それでもここには名優と言われた面々も若き姿が映し出されています。ただ、制作するにはいろいろ問題があったようです。まずは東映本社が今更戦争映画かと乗り気ではなかったこと。そして、映画が完成しても反戦的過ぎると、あちこちを切れなど、当時の関係者は大変だったでしょうね。それでも映画はヒットしたとか。もちろん、劇場で見たわけではありませんが、やはりこういった内容なので重く、ほとんど笑えるシーンはありません。つくづく見て戦争は何も生まないと思いましたね。恐らく亡くなっていった数多くの心の内まではわかりませんが、一瞬にして人生を断たれるのはのうのうと暮らす人間には分らないことなのかもしれません。
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