セルラー
建物の老朽化や採算の悪化で、2016年度中に計20店舗を閉鎖する
イトーヨーカドー。その中にはわが町の店舗も含まれていて、来年一月を
もって閉店。そんな噂は以前からあったものの、実際に決定となると足が
遠のいたとはいえ複雑な気分です。昔は独り舞台で盛況でしたけどね。
その時期は私も毎週のように通っていました。郊外に店ができたとか、
行かなくなった理由は多々ありますが、今日は久々にそのヨーカドーを
訪れ、トレーナーを一着購入してきました。閉店が決まったからでしょうか、
店内はあの頃を髣髴させる賑わいで、心無し寂しさすら感じさせましたね。
本日午後に見た映画は、2004年のクライム・サスペンス「セルラー」です。
こちらも言わばジェイソンGOでGETした映画ですが、やはり声優が違う。
今回の声はアニメなどでもお馴染みの宝亀克寿。ただし、ジェイソンでは
あまりお馴染みではない。悪びれた感じは良いですが、別人にも見える。
アイドリングから一気にレッドゾーンまで回したような展開で、そこからは
物語へ一気に引っ張り込まれます。この映画、脚本も良いですが、何より
テンポが良い。考える暇を与えない程の進行具合は、スリリングで瞬きも
減ります。実際こんなことが有り得るのかと言うことも納得さえしてしまう。
主演は007のネバーセイ・ネバーアゲインでボンドガールを演じたキム・
ベイシンガー。迫真の演技で物語を盛り上げてくれます。それとキャプテン
アメリカのクリス・エバンス。本作品の中ではキャプテン・アメリカとまでは
いきませんが、チャライながら頑張っていく姿がまさにアメリカンヒーロー。
少々読める展開もあるわけですが、それで面白さが変幻することもなく、
むしろ何かを期待してしまう部分もあるでしょうか。緊迫したシーンは失速
することなくエンディングまで向かいます。ちょいと手に汗を握る。例えると
こんな言葉が相応しい映画です。人に紹介したくなるような作品でしたね。