怪盗グル―の月泥棒
梅雨時に雨が降らないのも問題ですが、今回のような限度を超えた雨は、問題どころか大災害。九州北部で起きた記録的な大雨は、想像を絶する
被害をもたらしていて、とにかく気の毒という一言に尽きる。8日の本日も
各地で行方不明者の捜索と孤立者の救助が続けられているとのことです。
そんな最中に重要な人が留守にしてたことも大問題ではありますが、今は
ただお悔やみを申し上げるとともに、復興の手助けにでもなればと、僅か
ながら募金で援助しようと考えてる所存です。こんな時に映画を見るのも
気が引けますが、何気ない生活ですら幸せを感じなければなりませんね。
今週も土曜は半日仕事でした。さすがに猛暑日となりましたので、映画を
見る際はエアコンで部屋を冷やしてからとなります。ちょっと冷え過ぎかなと感じながら見たのは久々のアニメで、2010年の「怪盗グル―の月泥棒」
原題はDespicable Me。今回は日本語タイトルの方がしっくり来ますかね。
UFJにミニオン・パークが誕生して話題になりましたが、てっきりこの映画の
主人公かと思ってました。従ってニモやドリーよりもさらに小さい子向けの
作品だろうと見始めたのですが、意外や意外。けっこうストーリーもしっかり
してますし、テンポも小気味よくて大人が見ても十分楽しめるレベルです。
メインと思われたミニオンは、あくまでサブ的なキャラではありますが、存在
自体がストーリーに良いアクセントを与えている。とにかく可愛く憎めない。
主人公はタイトルにあるグル―で、キャラも個性が強いのでそれに声優を
合せたのか、笑福亭鶴瓶がそのまんまの関西弁で面白味を上げている。
グルーと同等か、それ以上の位置にいるのが三姉妹でしょうか。彼女達の
言動とグルーとのやりあいはこの映画の見せ場と言っても良いでしょうね。
映像も立体的で綺麗ですし、長すぎず短過ぎない時間もちょうどいい感じ。
印象的だった声は今は亡き内海賢二。しみじみと聞き入ってしまいました。