ある殺し屋の鍵
日曜は休日なので今日が夏休みの初日。二ヶ月振りくらいとお久しぶりの連休ではありますが、朝から雨と生憎の空模様。お盆休みに入ると天候が
パッとしないのがここ数年の傾向で、今年もそんな予感のする予報が続く。
そういえば、梅雨明けしてからずっとこんな調子です。夏は何処へ行った。
夏休み初日に入れた予定は、温泉にドライブなどと書きたいところですが、地味に免許証の更新に出かけました。一応、優良ドライバーに属するので
更新は5年振りになります。しばらく先だと思ってましたけど、過ぎて見ればアッと言う間です。その歳月を感じるのは交付された免許の写真くらいか。
昨夜見た映画は、市川雷蔵主演の「ある殺し屋の鍵」です。タイトルを見て
手に取ったのですが、これはシリーズの二作目になるようで、ある殺し屋が
第一作目。つまりは続編となり、またもや前作を飛び越えて見てしまった。
ただし、シリーズであることを知らなくても、特に違和感を覚える事はない。
ウルトラQを髣髴させる映像の後、哀愁を感じさせる曲が流れてくる。耳に心地良いほどです。1967年と古い割に映像は綺麗な印象がありますね。
音声はややノイジーな部分もありますが、セリフが聞き取れないような所は
ほとんど無し。80分弱と映画としては短いものの、うまくまとまってますね。
市川が演じる新田の表向きは日本舞踊の師匠だが、実は凄腕の殺し屋で彼の素姓は彼と親しい間柄の秀子も知らなかった。飄々とした中に秘めた
クールな裏の顔。アクションなど多少突っ込みどころはあるにせよ、凄腕の
殺し屋の雰囲気は漂っています。色気を漂わせる秀子は佐藤友美です。
他に西村晃、中谷一郎の黄門様と弥七が時代を超えて蘇えります。淡々と
進行していく中に感じたのは、松田優作主演、蘇える金狼のテイストです。
目に印象的だったのは、まとまった額のお金で、縁がないので妙に新鮮に
映りましたね。一作目も見たくなるような出来で、オススメしたい映画です。