これを見たのはもう十数年前だと思います。ターミネーターとマトリックスを混ぜ合わせたかの、いわゆるパクリっぽい作品に当時は冷ややかに見た記憶がありますが、久しぶりに引っ張り出してみると、邦画の枠を一歩出た感のあるスケール等々、以前の時よりも楽しく見られた気がします。間違えて再生しちゃった?と思わせる洋画を思わせるオープニングも今見ればこれはこれで洒落てるし、最新と比べると一歩劣るにしても、VFXを駆使した映像は見応え度も悪くないですよ。欲を言えばこれが三年前のマトリックス以前に放映されていたならかなりの衝撃を世界に与えたんじゃないでしょうか。男前の金城武と鈴木杏のダブル主演とのことですが、もう少し緊迫した雰囲気が欲しかったでしょうかね。これも邦画のSFアクションの辛いところかもしれませんけどね。対して適役の岸谷五朗は如何にも悪っぽくて光ってましたね。
●ちょっとひとこと●
今読んでいるのは百田尚樹の風の中のマリアという小説。オオスズメバチの話をミツバチハッチ的に書かれているのですが、これがなかなか面白い。それほど厚い本じゃないので、先を急ぐとすぐに終わってしまいそうなので、抑えるように読んではいるんですけど。