短編集「鉄道員」に収録された作品で、浅田次郎初の映画化作品でもあります。その映画版を始めドラマ版、舞台版といくつか作られていて、少し前に韓国版を見終わったばかり。この1998年の日本版は以前見るに堪えないような画質のものをYouTubeで見つけ視聴した記憶がありますが、かなり前ということもあって内容はほとんど覚えていません。そのため新鮮には見られましたね。ただ、狙っていた「鉄道員」の映画化権を東映に取られたため松竹はそれよりも先に映画化してやれと慌てて作ったそうで、それが理由なのかはわかりませんが全体的にあっさりしすぎて心に響く部分が少ないんですよ。眉毛のない山本太郎とか、ちょい役でもいい味出してる柄本明とか、亡くなられた根津甚八、大杉漣とか、どちらかというとストーリーよりも出演者に目が向いてしまいます。ラストにしても良い余韻ではなく不可解という時間に感じてしまって惜しいです。
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