007は好きなシリーズの一つで、その作品はすべて見ております。
以前、消されたライセンスが公開されたときに、100文字以内で最近
怒ったことを書くと言う応募がありまして、ダメ元で出してみたところ、
怒り100度賞に選ばれ、007のビデオ全巻(15巻)をいただきました。
今となってはその黒いボックスも薄い円盤に変わってしまいましたけど、
007を見るとついそんな昔の記憶が蘇ってくることがありますね。
さて、今回はシリーズ最新作の(と言っても去年ですが)24作品目。
「007 スペクター」です。準新作になったところでようやくって感じです。
2015年。007の6代目となるダニエル・クレイグの主演は4作品目。
当初、このダニエル・クレイグの007はすごく違和感がありまして、
慰めの報酬あたりまでは正直馴染めなかったことを覚えております。
特に慰めでは、見づらい映像と内容でここまで来たかと落胆しました。
見慣れてきたと言えば失礼かもしれませんが、三作目のスカイフォール
くらいになると割としっくりくるように思えましたが、海外でも当初は
初の金髪ボンドとあってバッシングも大きかったらしいですね。
こじんまり見えたのも理由にあるのでしょうが、渋すぎるんですよね。
二時間半にも及ぶ上映時間はシリーズ最長。それと製作費も同様で、
007シリーズ最高額となったスペクターは、そのネーミングで過去に
訴訟にまで発展した経緯があるそうですが、全く知らなかった私には
やはりこの響きは007にしっくりくるように思えてなりませんね。
見所も随所にあるし、時間を感じさせない内容じゃないかと思います。
個人的にはボンドカーのアストン・マーティンDB10が、もうちょっと長く
見たかったというのはありますが、それを考慮したところでも楽しめる
一本ではないかと思いますね。悪が悪らしくていいですね。