★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

2020-01-01から1年間の記事一覧

竜二

地味なのにインパクトがあるんですよね。初めて見たのはだいぶ昔の事ですが、忘れるに忘れられず心の奥底にいつまでも燻り続けている不思議な作品です。見るからに低予算ですし、映像も音もはっきり言ってそれ程でもない。それなのに何でしょう。この説明の…

極道の妻たち 決着

サブタイトルは、けじめと読む98年公開の本作は、姐さんこと岩下志麻のシリーズファイナル作品で、岩下以外も全て見た私としては、これで極妻の終りで事実上決着と言えるでしょうかね。こんな時は家でじっとしていたらええんや。と岩下のセリフが聞こえるよ…

それから

二度目ならどうか。判るかな~。判んね~だろうなぁ。シャバダバダと見始めたのが、文部省選定の優作コレクション。公開は85年と若干時代を感じさせる映像になりますが、そもそも原作が夏目漱石ですからね。内容と映像が不思議と融け込んでるようにも思えま…

博士の愛した数式

これはあくまで私の読解力の問題なんでしょうが、どうも今読んでる小川洋子の原作がしっくりこない。書面に苦手な数式やらが出ているからか、くどいほどに出る野球の話なのか、理由は定かにないにしても、確か以前見た映画はもっと味わいがあったのではと、…

天空の城ラピュタ

今回で3~4度目となるであろう本作ですが、しばらくぶりに見るので内容は上の空に浮かぶ島のようで、ところどころのシーンが辛うじて残ってる程度。不思議なんですけどね。初めてなんじゃないかって気分でしたよ。ジブリの子供向けに作られた架空の話と、以…

ディア・ドクター

心が温まる。これはタイトルとジャケットを見た際の私の直観。もちろん当たる時もあれば外れることもある。行きつくところはあてにならないってことですけど。いきなり事件の様相から始まる2009年公開の本作は、山間部の小さな村の唯一の医者を描いたもので…

新感染 ファイナル・エクスプレス

タイトルを打ち込むと日本の列車になってしまう本作。もっともエクスプレスってことなので、無関係でもないですかね。日本で2017年に公開され、以前から何度も借りようか迷っていたんですが、どうも韓国作品には手が伸ばし辛いのか、だいぶ遅くなってしまい…

パピヨン

マックイーン&ホフマンの名作がリメイクされたとあっちゃ、例え字幕スーパーでも一度は見ておきたいと思うのが心情でしょう。レンタル店で最初に見つけた時は、ちょっとした驚きがありましたけどね。え?こんなのが出てるのかと。日本では2019年に公開され…

風立ちぬ

初めて見たのはいつだったかな~。と、二度目であることを疑ってしまうかの心に心地良く響く音楽と共に映し出される日本ならではの風景。ちょっとした時間なのに妙に癒される気がしますね。そういや蚊帳に最後に入ったのはどのくらい前なんだろうと、遠い記…

ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~

一度食べた料理は忘れないどころか、その味を忠実に再現することが出来る。それが副題にある麒麟の舌の所以。北斗神拳のケンシロウやバトルした相手の走りを吸収してしまうイニDの藤原拓海を思い起こしたりもしますが、いずれにせよ羨ましい限りです。せめ…

インソムニア

すっかり渋みを増したゴッド・ファーザーが殺人課のベテラン刑事と、180度職業替えをしたのが2002年公開の本作。若々しく野望に漲っていた頃から見ると、だいぶ人生にやつれたかの風貌に衣替えしてしまいましたが、それが逆に只ならぬ雰囲気を醸し出していて…

億男

黄金色に包まれたジャケットが異様に目に鮮やかに映りますね。これだけでは何のジャンルかも不明ですが、その中に控え目に記された文字が不思議と煌々とした光を放っているかのよう。そもそもミリオンって如何ほどなんでしょうか。と、平民のお私などはすぐ…

千と千尋の神隠し

2001年の公開時に劇場に足を運んだジブリ作品がこれ。実際のところ、見たくて堪らなかったわけでもなかったため、大きなスクリーンで映画を楽しむ以前に、周りの声や、にゅっと動く人の影などが気になって、集中度は映画6割といった感じでしたでしょうかね…

借りぐらしのアリエッティ

久しぶりに見てみようと引っ張り出したのが、2010年のジブリ作品。もう一つだった印象が残ってるんですが、時間を経過して再見すればだいぶ抱いてたイメージも変わるもので、二度目となる今回はファンタジーの世界を十二分に堪能出来ました。この独特の世界…

小説家を見つけたら

五代目007のブロスナンの後は、初代ジェームス・ボンドのショーン・コネリーが主演の本作。白い髭と髪がすっかりお馴染みになって、素敵なオジサマの響きがその佇まいから滲み出るかのようです。書き物好きの人の心を擽るかのタイトルを持つ本作が日本で公開…

ザ・フォーリナー / 復讐者

石丸博也なのか?ついそう思ってしまうほど精彩を欠いた声音に戸惑いすら覚えたでしょうか。もっともそれは声優の成せる技であって疲れ切った初老の男性には寧ろピッタリフィットしていたとも言えます。演技やメイクもあるんでしょうが、かつてカンフーで一…

海難1890

ショッキングなシーンから始まる本作はタイトルが示すような事件を描いていて、凄く良い映画でしたよと金網越しに隣の会社の人から紹介されたのでレンタルして来ました。公開は2015年と比較的最近の映画になるため、明治の時代の話であっても映像はハッキリ…

大脱走

前回の映画のワンシーンを目にして不意に見たくなったのが、TV録画から始まりDVDを2回とBDを1回購入した脱獄映画の金字塔。誰しも一度は耳にしたであろう軽快なテーマが流れ出した途端、否応なしに期待から身体が疼いて来るほど、1963年に公開された…

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

ディカプリオ・ブラピの初共演作と話題になりましたね。もうしばらく前のことになりますけど。監督はタランティーノ。彼の作品で見たのは『キルビル』の1と2.そして、『パルプ・フィクション』くらいでしょうか。確かに役者に注目されがちの本作ではあり…

ハンターキラー 潜航せよ

タイトルやジャケットから直感的にB級映画のテイストを探知。これで吹き替えでも無ければ、そのままスルーな作品なんでしょうが、潜水艦ものですからね。一度はチェックしておきたいと人間ソナーが反応してしまいました。日本で公開されたのは2019年と作品…

22年目の告白 -私が殺人犯です-

これほど期待薄で見る初めての作品は、記憶にないかもしれませんね。その理由は以下に記しますけど、主演が藤原紀香や髭が渋い藤竜也じゃなかった。なんて馬鹿な話はもちろんありませんよ。ジャケットで一目瞭然ですからね。そうです。2017年に公開された本…

ジョーカー

ケースの中にずらりと納まるDVDが話題の終りを告げているようにも見える。だが、流行遅れと嘆くことは無い。新発売と前日から並ぶ奴もいれば、未だ手にしてない奴もいる。価値観の違いとは人それぞれであって、善と悪を判断するのも実際のところ彼の言う…

ハウルの動く城

宮崎駿、スタジオジブリの名は誰もが知ってる程有名ですが、ダイアナ・ウィン・ジョーンズは御存じでしょうか?もちろん惑星に住む宇宙人でもポール・アンカが歌った正式名称でも無い。かく言う私も知りませんでしたけどね。実は2004年公開の本作の原作とな…

タクシー運転手 約束は海を越えて

モツニコミダ。韓国語で知ってるのはこの程度。ん!?そもそもこれじゃ通じないって!?こりゃ失礼おば。原語同様に限り無く零に近いのが所謂韓国映画。今回、みちさんの記事に興味を魅かれ一度見てみようかと本日レンタルして参りました。吹き替えですから基本…

七つの会議

サラリーマンとは気楽な稼業と来たもんだ。かつてそんな台詞で一世を風靡した植木等ですらこの胃がキリリとするかの会議に出席すれば、もう少し違ったフレーズに変更するんじゃないでしょうか。一気にアクセルを踏み込んだような、冒頭から張り詰めた緊張感…

ヒトラーの忘れもの

グーテン・ターク。マイン・ナーメ・イスト・チビゴリ。昔ドイツ語を少し勉強したことがあります。ダイソーのCDですが。そんな俄仕込みの語学も吹き替えにより強制免除となりましたが、久しぶりのヒトラーが題名に付いた映画は史実に触発された歴史ドラマ…

桜の森の満開の下

判りそうで判らない。いや、寧ろ難解度で言ったら、もののけをも上回るレベルに達していると思われるのが、坂口安吾の短編小説を映画化した本作。代表作の一つで傑作とも称されるらしいですが、凡人代表の私にしてみればアートと言うか芸術の領域で、理解し…

もののけ姫

判りそうで判らない。それは届きそうでなかなか届かないマスクにも似てるでしょうか。たぶん今回で三回目くらいになるので以前よりは理解度も増した感はありますが、なるほどと手元に到着したのではなく、県内の配送センターに辿り着いた程度。97年公開の本…

アド・アストラ

人によっちゃ懐かしいと思う、2019年公開のブラッド・ピット主演の本作をようやく見ました。事前に知ってたのはタイトルだけで内容に関して情報はゼロ。ジャケットから想像するに、宇宙飛行士の話なんでしょうが、もしかして見たことある!?と言った不安も抱…

シェーン

カム・バック!この位なら字幕なしで判るよね。えっ?アイル・ビー・バックだって知ってるって。ボクだって知ってるさ。デートの時にトイレに行くとき使うやつだろ。でも、安心してよ。DVDによってはボクだって日本語ペラペラなんだから。そういや、ネットっ…